フランスアルザスとスイスユングフラウ・ドイツを訪ねて

阪神航空フレンドツアー『ANA利用フランスアルザスの美しい村と素敵なスイス・ドイツを訪ねて8日間』募集の8日間の旅に出た。ライン川を遡り、左にドイツを右にフランスを見物しながら、スイスのベルン、ユングフラウヨッホに行った。1€ユーロは130円、1sfrフランは110円 であった

リューデスハイム 
フランクフルトからバスで51Km、50分でラインの真珠と呼ばれる小さなリューデスハイムに着く。世界遺産に登録されているライン渓谷中流上部沿いにある小さな街。
羽田空港を11時15分発、所要時間12時間10分で
フランクフルトに16時25分着いた。
宿泊したホテル ブドウ畑とブレムザー城(内部はワイン博物館)。ぶどう畑が多く、ワインの名産地でもある。ブドウの木は直立に伸びている。
街で一番有名な場所は
「つぐみ横丁」
朝8時30分人影は少ない
ワイン酒場やお土産屋さんがある細い通り
街中を走る観光バス カトリック教会
ドイツはクリスマスマーケットが有名。1年中クリスマスグッズが買える

リューデスハイムからサンクトゴアールまで1時間45分の ライン川クルーズ に乗船した。
ライン川はドイツの父なる川といわれ、源をスイスの山中に発し、フランスとドイツの国境を流れ、オランダのロッテルダムで北海へと注ぐ、全島1230Km。両岸には古城が続く。
ラインシュタイン城。左岸はドイツ 両岸にはオリーブ畑が続く。右岸はフランス
ライン川の中州に建つブファルツ城:通行税徴収のために1327年建築
船内でワインテイステイングがあり、6種類のワインが味わえた。
早々6本購入した
ローレライ(妖精)の岩:川幅が狭く、岩礁があり急カーブの難所で
転覆事故が絶えなかった。、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝承から歌が出来た。
サンクトゴアールの船着場

ラインフェルス城、ここで昼食を摂った。
城内のレストランにて レストランから眺めるライン川

 ハイデルブルグ 
は古城と橋と城下町と中世ヨーロッパを感じるさせるメルヘンな街。ハイデルブルグ大学は1386年設立のドイツで一番古い大学、8名ものノーベル賞受賞者を輩出している。

ドイツ三大名城(ノインシュバインスタイン、ホーエンツォレルン)と言われるハイデルベルク城
「Marktplatz(マルクト広場)、教会や市庁舎井戸があり、
街の中心的な存在..マルクト広場にある聖霊教会

マルクト広場に建つ市庁舎 ネッカー川にかかるカールテオドール橋1786年に建てられた
45年前に来た時にはメイン通りからハイデルベルク城までを歩いて観光したが、今はケーブルカーが出来ていた。
エリザベスの門:、これは、フリードリッヒ5世がこの庭が大好きだった妃エリザベスに1晩で建てた門。突然現れた門は、仲が良かったこの二人の話が伝わり、この門で写真を撮ると幸せになれると言われている。 城は13世紀頃からプハルツ伯の居城として拡張を続け、ゴシック、ルネッサンス、バロックなど様々な様式が見られる。しかし三十年戦争やプハルツ継承戦争や火事で破壊されている。 直径7メートル、22万リットルも入る世界一大きな酒樽

ハイデルベルグからスタットガルトを経由して、 ホーエンツオレルン城 へその後ストラスプールヘ

ハイデルベルグのクラウンプラザシテイーセンターの前の路面電車 アウトバーンを走行中パトカーに停止を求められて、50分間も検問に合う。 バスに乗り込み、ドライブレコーダーを押収する警察官

シュタットゲルトへハイデルベルグから175Km2時間30分を予定、 50分遅れてヨーロッパの天空の城:ホーエンツオレルン城に着いた
ノインシュバインスタイン城、ハイデルベルク城と並ぶ三大名城
プロイセン王国発祥の地である。城の歴史は11世紀まで遡る。
ホーエンツオレルン家が王国(1701~1918年)を作った。首都はベルリン
聖ミヒヤエル礼拝堂
フリードリッヒ大王の遺品やプロシィア王の王冠などあるが撮影禁止
城内から見る景観は『まさしく旅する価値がある』とドイツ皇帝ウイルヘルム2世の格言のように、美しい
城内でのレストランでの昼食。マウタッシェンとアップルストウルーデン

ホーエンツオレルン城から140Km2時間30分で アルザス地方のストラスプール(フランス)へ。「「街道の町」を意味するストラスブールは、ライン川を挟んでドイツと国境を接する交通の要所として栄えた。。
17世紀にフランス王政下に、普仏戦争でドイツ領に、第1次世界大戦でフランスに、ナチスドイツに占領され、戦後再びフランスに、このように仏独間の抗争で翻弄されてきた。
、現在は1949年に欧州議会や欧州人権委員会の本部が置かれている。
市内を走る路面電車のトラム。ホテルはメゾン・ルージュ アルザス地方の郷土料理、シュークルト
キャベツを自然発酵させ、ソーセージやベーコンなどと一緒に煮たもの、
グーテンベルグ像:1321年に建設されたゴシック建築の建物は現在商工会議所として使用されている。グーテンベルグはドイツからこの地に移住し、ルネサンス三大発明の一つ、活版印刷術を実用化した。
ノートルダム大聖堂 142mの尖塔 赤色砂岩で1015年に建築が始まり1439年に完成した ゴシック建築の代表作 からくり人形付きの天文時計
13~14世紀のステンドグラス 繊細な彫刻でびっしりと覆われた西正面の壁
早朝6時30分頃の通り アルザスワイン(白) 軸の部分が緑色をしているワイングラス。アルザス料理を出すレストランでアルザスワイン(白)を頼むとこのグラスが出てくる。
イル川の支流が4本に分かれる地帯をフテイット(小さな)・フランスと呼ばれている
白い壁に黒い木骨組の宛物が並ぶ絶好の散歩道
『フテイット・フランス』可愛い響きの名前は、何と梅毒のドイツ語名「Franzosenkrankheit=フランス病」から付けられた名前なのです。人の往来の激しかったストラスブールでは、あるとき梅毒が蔓延してしまいました。
これを撲滅するために専門の治療院が建てられたのが、ここプティット・フランスでした。由来はリアルすぎ!?
ヴオーバンダム:17世紀にイル川の上に建立された。地上階を橋として川を渡ることができ、屋上は展望テラスになっている。 クヴェール橋:1200年~1250年に建設された。 川と運河に囲まれた清楚な風景が続く

 コルマール 
アルザンスワインの中心地:ストラスブールから74Km1時間15分.。ドイツとの国境の町だが殆ど戦災に遭っていない。
17世紀後半には、それまでのドイツ領からフランス王国の領土へ、フランス革命後の1871年には、再びドイツ領。20世紀以降もドイツからフランスへ、第二次世界大戦中はドイツ領に、1945年2月にフランス領となり現在に至る。
アルザスの伝統料理である
タルトフランベ
自由の女神像を製作した彫刻家フレデリク・バルトルディはコルマールの出身だ。自由の女神像が道路沿いにあるも撮影できなかった この地方独特の木骨組建築や石畳の道など、中世からルネッサンス時代の街並みが残っている。
ディズニーアニメ「美女と野獣」の舞台にもなったコルマールの旧市街、カラフルな家屋が建ち並ぶ
1609年に建てられた頭の家、105もの顔の彫刻がある。 右は、1537年に建造された出窓が印象的なプフィスタの家
ベニスを彷彿させるロマンチックな散歩道 外壁には花を飾ったバルコニーや凝った吊看板や小さな顔が並んでいる。
昔ながらの建造物が残る観光スポット 1234年~1365年と長い年月をかけ赤砂岩で造られたサンマルタ参事会教会。ステンドグラスの美しさと、落ち着いた内部の雰囲気

13Kmで リクヴィル   
「アルザスの真珠」と表現されるリクヴィル。フランスの最も美しい村に認定されている美しい町です。
セレンベルグ村のジャン ベッカーは日本語で説明してくれる ワイン畑と可愛い村が広がっている。 ワインセーラーの貯蔵庫
 アルザス地方でワインが造られ始めたのは2000年も前のこと。気候が温暖でアルザス・ロレーヌ両地方にまたがるヴォージュ山脈が風を遮り、乾燥していて、日当たりが良い環境がブドウ栽培に適しているのだそうです
 アルザスではボルドーやブルゴーニュのように畑の名前ではなく、ぶどうの品種がワインの名称になっている。
白ワインはリースリング、ゲビュルツラミネール、ピノ グリ、ミュスカ、シルヴァネール、ピノ ブランの6種とピノ ノワールが唯一の赤ワインである。
瓶はボルドーのように細身で背が高くない。
ワインテイストのサービスもあった。白ワインを3本購入した。 ボルドーと比べて白ワインが中心で辛口で香りが強いのが特徴
絵本に出てくるような建物が建ち並んでいる。 ドルテー(Dolder)の塔は、13世紀に建設された見張り塔で、村の門 色とりどりの花々と合わさってとても素敵な風景が広がっている。

 バーゼル 
スイスのバーゼルは、フランス、ドイツの3国と国境を接し、町の中央をライン川が流れる人口17万人の町。1640年設立のスイス最古の大学バーゼル大学がある
フランスとスイスの国境:バスは徐行で検問所を通過した。 街中をトラムが走っている 1671年設立の世界最古の公立美術館。バーゼル市立美術館の正面
スイス最大の美術館 ピカソ ゴッホ
セザンヌ ゴーギャン作マーケット
 ベルン(熊) 
スイスの首都、永世中立を保ってきたスイス故に戦火を免れ中世の姿を今も伝えている
ゲッシュネッツエルテス:仔牛肉の薄切りのクリームシチューにパスタ バラ公園から見た旧市街。晴れた日にはユングフラウが望めるという 約200 種類18000本を所有する大きなバラ公園です。
ベルンは、アルプスの山から流れるアーレ川が大地にぶつかり大きく湾曲した高い断崖に囲まれた自然の砦である。 正義の女神の泉
市内に100か所以上あると言われている、泉と呼ばれる水飲み場。なかでも古い16世紀に作られた11の泉は、旧市街の主な通りに点在している。ハンス・ギーングの作品、旧約聖書が題材の男の力強さを表した「サムソンの噴水」を筆頭に、全財産を寄付して病院を建てた女性の「アンナ・ザイラーの噴水」、子供に危険を警告する「子供喰いの噴水」、ベルヒトルト公をモデルにした「クマの噴水」などがある。

通りの両側はおアーケード街になっており、下が歩道になっている。
ベルン大聖堂

1421年に着工し、1893年にようやく完成したゴシック様式の教会
 スイス随一の高さ100.6mを誇る尖塔。


正面入り口にある「最後の審判の」レリーフの
 1879年ドイツで生まれたアインシュタインは、チューリッヒの大学を卒業後、24歳でミレーバと結婚し、ここに3年間住んで、特許局に勤務した。
 その間、相対性理論を発表した。バイオリンを愛し、平和を求め、ベジタリアンであたという。


崖下にも家々が建っている。
屋根は赤茶けた色の瓦屋根に統一されている。
メインストリートの真ん中で1218年から時を刻んできた時計塔、現役の時計塔としては世界最大である。西門とされてきた。 アルベルト・アインシュタインの家  3階の狭い階段を上ると部屋がある。奇跡を生んだ小さな部屋の小さな机

 グリンデルワルト 
ユングフラウ、メンヒ、アイガーーの4000m級の3山に囲まれた湖と谷のエリアがグリンデルワルトである。
18時に到着するも小雨、アイガー北壁も雲の中 駅前の宿泊ホテル:クロイツ・ウント・ポスト、
昔はホテルが郵便局の役目もしていた名残でpost
朝8時には雨が上がり、薄日が射し、アイガーが見えだした。
今日は袷に野袴スタイル。8月とは言え寒い。
グリンデルワルトの駅、 ユングフラウヨッホまで1時間20分の登山電車
ハイジーの世界が広がる。 雲が晴れてきた
放牧がなされている 昨夜の残雪がある。
クライネシャイデック2016mで乗り換え、アイガーの山腹のトンネルを急こう配で登る。晴れてきた、 メンヒ4107mとユングフラウ4158mが見えてきた。 アイガーグレッチャー駅。ここから250/1000の急こう配
アイガーバント駅 2865m – 建設中にトンネル掘削で出た岩屑を捨てるために空けられた「穴」。
アイガー北壁のど真ん中にぽっかり口を開けているガラス貼りの展望デッキからは氷河が眺められる。
ユングフラウヨッホの「スフィンクス展望台」から見るメンヒ4107m
駅からエレベーターで100m上がるとスフィンクス展望台標高3571mへ
ヨーロッパ最長のアレッチ氷河、全長22Km、180m/年で移動中
地下20~30mの氷河の中に作られた
神秘的な氷の宮殿「アイスパレスIce Palace」を通り、
「プラトー展望台(雪原)」へ。昨日までと違い快晴!ユングフラウ4158m
帰路クライネシャイデック2016mで乗り換え 快晴で、8月26日とは言え肌寒い、ダウンを着てここで昼食を クライネシャイデック駅前のホテルと食堂
色々な電車がいる グリンデルワルト近くまで帰って来た。
14時40分グリンデルワルトに戻るとアイガー3970mが迫って見えた グリンデルワルトのメインストリート
ドルフ通り、ここの時計屋で孫に時計を買った。 
グリンデルワルトからロープウェイにてフィルスト2166mへ。

ベッターホルン3692m、シュレックホルン4078m、
メンヒ4107m、ユングフラウ4158m
ここは色とりどりのパラグラーダーが滑空している。 フィルスト(first)から見る、ベルーナアルプスの最高峰フィンスタールホルン4274mとグリンデルワルトと3山 夕日に照らされた茜色のベターホルンが綺麗な
 
 2165mのビール美味い。

夕食は、ドルフ通りで定番のチーズフォンジュを食べた。
2018年8月27日午前4時グリンデルワルトをバスで出発し、
117Kmを走りチューリッヒ空港へ
8時15分空路フランクフルトへ向け離陸
12時10分ANAはフランクフルト空港を離陸し、
翌日の6時30分に羽田空港に帰国した。